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生産Gより現場のご紹介【高台の擁壁とリノベーションの現場】

Category
現場レポート
Date
2018.8.14

こんにちは。
今回は、『土留め擁壁工事』と『マンションリノベーション現場』をご紹介させて頂きます。
眺めの良い高台に造成された土地ですので、地盤改良と共に2m程度のL型擁壁(RC)を設置致しました。
それなりの規模のある土留+鋼管杭工事ですので、是非是非ご覧頂ければと思います。

それではご一緒に、土留工事の施工写真を見ていきましょう。
最初の写真は、古い大谷石塀で土留めされた現地写真です。道路から2m程度高くなっております。

先ずは大きなユンボで塀を壊し擁壁設置予定の場所を掘っていきます。
今回は道路と同じ高さの駐車場を3台分設けますので、残土処分も相当量出てまいります。

砕石敷きの上に土間コンクリートを打設致しまして、この上にL型擁壁を設置致します。

L型擁壁が仮設置されました。この上に土を埋め戻しますので、土の重みで倒れない構造となります。

近隣にも配慮し、地盤が崩れないように隣地側にも擁壁を設置しております。
盛土した場所に擁壁を設置する場合は、地盤が不安定になり十分な注意を要しますが、
こちらは盛土した場所ではなかったため、地盤は崩れにくく、安定しています。

擁壁工事の完成です。コの字型に駐車場を設けた広い敷地は、まさに高級邸宅の趣です。

擁壁工事完了後に、鋼管杭の地盤改良工事を行っている際の写真です。
大きな平屋のため、ベタ基礎の下に、支持層まで50本ほど杭を打ち込みます。
先端がドリル式で、住宅地でも静かに施工できるタイプとなっております。

鋼管杭に使用される金属は、100年で0.2~3㎜しか腐食しない、特殊な金属で作られています。
これであれば、永年に亘り、十分な地盤耐力が期待され、大地震時などでもとても安心です。

鋼管杭工事が完了しますと、次に基礎工事となります。
基礎が杭の上にしっかり乗ることによって、建物の荷重を地下の支持層にまできちんと伝達いたします。
地盤が強固になり、擁壁にも最小限の負担しかかかりませんので、長期にわたって安心ですね。

それでは次に、マンションのリノベーション現場のご紹介です。
今回は水廻りも交換いたしますので、配管経路やスラブの構造など、十分な検討が必要です。
特に、マンションでの漏水は大変な問題になります。慎重に一つ一つ現場調査を行い丁寧に打合せを行います。

次の写真は、配線・配管及び大工工事の様子です。
戸建てに比べまして、天井や床下空間が狭い中での作業となりますので、熟練した職人さんの腕が光ります。

また、既存部分との取り合いが多くありますので、大工さんも大変丁寧に作業を進めます。
下の写真は、ユニットバス・キッチン交換が完了いたしまして、耐火ボードを施工しております。

リノベーションの場合には、床・壁の水平・垂直などから調整して施工していきます。
『仕上がりの美しさは下地から』ということで、下地作業は種々の配慮を要する重要な作業となります。

次回は、仕上げ工程などもご紹介させて頂きたいと思いますので、楽しみにお待ち下さいませ。

今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
それでは今月はこの辺で失礼させて頂きます。
ありがとうございました。