皆様、こんにちは。
今月も現場のご紹介の日がやってきました!
10月で今年の終わりも段々近づいてきました。平均気温も下がり本格的に秋を感じる季節なりましたね。
10月と言えばハロウィンですよね。様々な所でハロウィンの装飾がされており、お菓子のパッケージもこの季節になるとガラッと変わります。ハロウィンのパッケージになるといつもと変わらないお菓子でも、美味しそうに感じます。
それでは今回も現場のご紹介をさせていただきますので、是非最後までお付き合いのほどよろしくお願い致します。
今回はK様邸の土台敷の様子をご紹介いたします。
土台敷というのは、上棟の前に家の土台を施工する工程です。
こちらは、基礎工事が完了した時の写真です。
基礎工事が終わると、土台敷の工事が始まります。
土台が敷かれると・・・
このようになります!
家が完成してしまうと見られない光景ですが、家の土台はこのようになっています。
土台を敷き終わると、その上に床材の下地になる木材の板(合板)を施工します。
その板の規格が、昔の建築で使っていた尺を用いた寸法になっていてサイズは1820㎜×910㎜です。
これを土台に釘で打ち付けて固定をします。
土台の組み方も合板の規格に合わせて設計されており、写真のように格子状に組むことによって合板を釘でしっかりと固定できます!
一括りに土台と言っていましたが、実は部分によって部材の名称が異なります。
大まかに3つの名称があります。
1つ目(赤丸部分)→土台(どだい)と呼ばれる部材。
2つ目(緑丸部分)→大引(おおびき)と呼ばれる部材。
3つ目(青丸部分)→根太(ねだ)と呼ばれる部材。
根太は床の下地材(合板)が釘で固定できるように、一定間隔で並び床の荷重を受けます。
根太にかかった荷重を大引が受けて、その荷重を最後土台が受けます。
見た目が同じような材料でも、役割や名称が異なります。建築は奥が深いですね。
木材同士が格子状に組まれておりますが、木材同士の接合部分がどうなっているかお見せします。
接合部はこのようになっております。こういった木と木を組む時に行う接合部の加工の総称を仕口(しくち)言います。その仕口と呼ばれる中に、様々な形をした接合部があり、写真の台形のような形は蟻掛け(ありかけ)と言います。
木と木を組む接合部の加工で、もう一つの種類があります。
こちらは継手(つぎて)と呼ばれる加工で、2本の木材を継ぎ足して1本の木材にする際に用いる加工です。矢印のような形をしたこちらも継手の中の一つで鎌継(かまつぎ)と言います。仕口と継手どちらも工場で加工をして、加工した材料を現場で組んでいきます。
今の時代は機械で加工をしていますが、昔は職人の手で加工をしていました。
最後に家の機能的な所を向上させる秘密があるのでご紹介いたします。
その秘密というのが基礎と土台の間にある黒の材料です。こちらは基礎パッキンと呼ばれる材料です。よく見ると基礎パッキンに無数の穴が空いています。これが機能性を向上させる秘密です。この穴があることによって空気の通り道ができ床下の空気の循環が自然に行われ、湿気などがこもりずらくなります!
今回は土台敷の様子をご紹介いたしました。
来月もまた、違った施工内容をご紹介していく予定なので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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